私は、完全未経験から4ヶ月間の独学を経て外注のコーダーとして制作会社2社と契約をいただいたので、今回は完全に未経験だった大学生の自分が「どのように勉強し」「どんな情報を収集して」フリーランスとして稼ぐまでに至ったのか?という話を紹介したいと思います。
これまでの過程を失敗談も織り交ぜ、詳しく書いたのでこれからフリーランスで稼ぎたいという方には参考にしてみてください。
*より正確な表現をすると、私はエンジニアというよりコーダー(もしくはマークアップエンジニア)と呼ばれる職種です。今回はわかりやすい表現のためにエンジニアと表記しました。
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失敗の連続だった1ヶ月目
数ヶ月前、大学生の自分は新卒一括採用がオワコン化し大企業で働くことすら安泰ではない時代であることや個人的な悩みから、個人で稼げるスキルが必要だと考えていました。
そして、本などを読んでると「プログラミングがきてる!」という話をよく目にしていたので「プログラミングで稼ごう!」と思い早速書店でプログラミング関係の本を買って勉強しました。
しかし、ここで最初の失敗。
技術書が全く理解できず挫折しました。その時は「自分ってプログラミング向いてないのかなー」なんて思っていました。なお当時の僕は技術書が初心者にはハードルが高いものだとは知りませんでした。(プログラミング初心者の方は最初に技術書は手を出さないほうがいいです。)
ですが「こんなところで挫折するわけにはいかない」と思い、他の勉強方法を模索していた時、たまたまホリエモンチャンネルで「Progate」というオンラインプログラミング学習サービスを見つけました。
まあ物は試しだなと思いProgateをやってみると、技術書で難しいと感じていたプログラミングが嘘のように理解できました!ここでProgateに出会えたのは人生の転機というレベルに運が良かったと思います。
そしてここからはProgateに熱中することになったのですが、ここで2つ目の失敗です。
僕はプログラミングで稼ぎたいと考えていましたが、具体的に「プログラミングの中の何で稼ぐか?」というものを決めずに、Progateにあるレッスンを片っ端からやっていました。
プログラミングで稼ぐといっても、プログラマーなのか、システムエンジニアなのか、インフラエンジニアなのか、Webエンジニアなのか、フロントエンドエンジニアなのかと色々あり、何を目指すかによってやるべき言語も大きく変わってきます。
なので本来ならProgateをやり始めてすぐに何を目指すのかを決め、それにあった言語を選択して勉強すべきでした。
ここまでが最初の1ヶ月間でした。
本来最初の1ヶ月にすべきだったことをまとめると…
- まずProgateでプログラミングを始める。
- 自分は何を目指すのかを決め、それにあった言語を選択する。
やるべきことが明確になった2ヶ月目
2ヶ月目に入り、何を目指すべきか考えた時に自分が達成したい目標はとにかく「プログラミングで稼ぐ」ということでした。
なので「独学のハードルは低いもの」「稼ぎやすいもの」を基準に何を目指すか決めようと思い、早速ネットで情報収集しました。ここで皆さんお馴染みの「マナブさん (Twitter @manabubannai)」「しゅうまるさん(Twitter @shumarukiti)」を僕は初めて知ることになります。
そしてマナブさん、しゅうまるさんのブログを見てみると、どうやら「コーディング」が稼ぎやすく、独学のハードルが低いということがわかり、コーディングの勉強することに決めました。
そこで色々と情報を取捨選択していく中で何を勉強していくか自分で決めたのが
- Progateで「HTML&CSS」「Javascript」「jQuery」「PHP」
- ドットインストールで「Bootstrap入門」
- (技術書)いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門
- (技術書)よくわかるHTML5&CSS3の教科書 第2版
- (技術書)jQuery標準デザイン講座
- サイト模写
- 自分でLPを作りGithubで公開
をやることです。
Progateでは基礎固めを目標としてじっくり時間をかけてやり、技術書は必要なそうなところのみを抜粋してなんども繰り返してやりました。
サイト模写は高い評価を得ているサイトを選びコーディングし、Githubでは2つほどオリジナルのサイトを公開しました。
そして1日8〜10時間ほどの勉強を毎日継続して、1ヶ月半くらいでこれらを全て終えました。
ここまで終えて、プログラミングを始めて3ヶ月目の中旬くらいでした。
2ヶ月目〜3ヶ月目の中旬までは自分でもかなり無駄なく勉強できたかなと思っています。
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クラウドソーシングで消耗した3ヶ月目
3ヶ月目の下旬で一通り勉強して、コーディングの自信もついてきて、そろそろ稼げそうだなと思ったので、マナブログを参考(【月10万円】ベーシックインカムを稼ぐスキルを身につける方法)にクラウドソーシング(ランサーズ、クラウドワークス)で案件を取るための準備を始めました。
具体的な準備というのは以下のものです。
- クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
- ポートフォリオとして自分が今まで作った作品をグーグルドライブに載せる
- 提案文の書き方を学ぶ
そして一通りの準備を終えて、いよいよクラウドソーシングで「LP制作」「コーディング」案件に絞って提案していきます。
しかし、ここでもまた問題がありました。
それはいくら提案しても全く案件が取れないことです。
もちろん20件提案して、1件取れれば上出来という話は知っていたのですが、実際にやってみると20件提案するのはかなりしんどいです。
そして「LP制作」「コーディング」だけに絞るとそもそも案件数も少ない+クラウドソーシングは先行者優位が凄まじいので実績もない僕のような人が案件を取るのがほぼ無理ゲーだと感じました。
ここで戦う場所を考えないと稼げないなと思い、他の稼ぐ方法を探し始めました。
*追記(2019/01/09)結論から言うとコーディングなどでクラウドソーシングで月5万くらい稼ぐのはまだまだ全然可能です。当時の僕は少しスキル不足だったのと、クラウドソーシングでの提案の仕方、プロフィールの書き方がかなり微妙だったが故にクラウドソーシングで案件が取れていませんでした。
現在では普通にクラウドソーシングで受注できてるので、コーディングに必要なスキルがしっかりあれば戦い方次第ではクラウドソーシングで稼ぐのはまだまだ可能です。
なお3ヶ月目あたりからはiSaraの方の発信も注意深くチェックするようになりました。iSaraの方の情報発信はフリーランスで稼ぎたい人にとっては超絶有益なので、必ずチェックするようにしましょう。
僕はiSara三期の方のツイートやブログはほぼ全て読み込みました。
制作会社と契約を交わした4ヶ月目
クラウドソーシング以外で稼ぐ方法を模索していた時、ちょうど「札幌Progateもくもく会」で知り合ったiSara三期のタカキさん(Twitter @kutarosan33)という方に「制作会社に営業するのがいいよ」と教えていただきました。
そしてそれを参考に色々と調べていると、iSaraを運営しているショーへーさんの(Twitter @showheyohtaki)「直営業の教科書」というnoteを見つけました。
有料noteなので詳しく内容は言えませんが、このnoteではクラウドソーシングで案件が取れない人が制作会社への営業で案件を取る方法がかなり詳しく書かれています。>noteはこちら
ちょうどその頃iSara三期のZiziさんやショーゴさんがポートフォリオサイトを作っていたので、自分も作ってみようと思い制作会社に営業をする前に、ポートフォリオサイトを作りました。
なお、このポートフォリオサイトで初めてFTPクライアント、レンタルサーバー、独自ドメインの取得を学びました。
ポートフォリオサイトが完成し、これを使いながら早速ショーへーさんのnoteを参考に制作会社へ営業しました。
地元の制作会社に20件ほどメールで営業したのですが、メールを送ると早速いくつかの制作会社から返信が返ってきて、打ち合わせをする運びとなり、2社と外注コーダーとして契約させていただくことになりました。
そして現在は制作会社から案件を回してもらいながらフリーランスとして活動することができています!
なお、制作会社との打ち合わせで初めて気づいたのですが、コーダーとして活動するなら、デザインツール(photoshop,illustrator,XD)の基本操作、Sass(SCSS)でのコーディング、JavaScriptを使ったアニメーションができる必要があります。(今思い返してみればよくそんなことも知らずに営業したなというレベルの話なのですが…)
JavaScriptのみのアニメーションとSassはまだできなくてもなんとかなりますが、デザインツールは使えないと仕事にならないので必ず使えるようにしておきましょう。
ここら辺は結構盲点となっている気がするので、フリーランスのエンジニア(コーダー)を目指している方は案件を受注する前に必ず勉強しておきましょう。
*追記(2019/01/09)当時の僕はクラウドソーシングは無理だと思い、いきなり制作会社へ営業をかけましたが、制作会社の案件は求められるスキルが高いので、もし未経験でフリーランスになるのであれば、まずはクラウドソーシングで実案件をこなして経験を積んでから制作会社に営業する方が無難です。
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これからフリーランスを目指す人がやるべきこと
最後にこれからフリーランスのコーダーを目指す人がやるべきことをまとめておきたい思います。
最初の1ヶ月
- Progateで「HTML&CSS」「JavaScript」「jQuery」
- HPを自作し公開
- ドットインストールで「Bootstrap入門」
2ヶ月目
- (技術書)いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門
- サイトの模写(5〜10)
3ヶ月目
- Photoshop,illustrator,XDの基本的な使い方(書き出し、データの取得)を覚える
- FTPクライアント、独自ドメイン、レンタルサーバーの使い方を使いながら覚える
- ポートフォリオを作成
- デザインデータからのコーディング
- Progate「Sass」
- クラウドソーシングで提案、受注
今挙げたものをこなして、実際にあるLPやHPをコーディングできればとりあえず、月に5万くらいは稼げるようになれます。要領のいい方なら一日8時間を2ヶ月くらいやれば達成できると思います。
もっと詳しくやるべきことを知りたいという方は下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
以上が未経験の大学生だった僕が外注のコーダーとして契約するまでにやってきたことでした。
*追記(2019/04/12) フリーランスのエンジニア(コーダー)として稼いでいくことは可能ですが、将来的なキャリアなどを考えると一度制作会社などで働いてしっかり技術を見につけてからフリーランスとして独立した方が苦労は少ないかと思います。詳細は下記の記事にて。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
とてもためになる記事でした。ありがとうございます。私は会社員で、なんとなくフリーランスを目指しながらProgateをやっています。今はProgateが楽しく満足していますが、飽きたらyuki さんのように動いてみます。Twitter フォローしました。他の投稿も楽しみに読ませていただきます。
[…] 大学生が4ヶ月の独学でフリーランスエンジニアとして稼ぐまでの話 […]