Web制作フリーランスとしての今後の方向性を考え直してみた

本記事は、フリーランスでWeb制作(主にコーディング業務)をやっている筆者が、フリーランスとしての今後の方向性を考え直したので、そのことについて述べていきたいと思います。

スポンサードサーチ

Web制作のフリーランス界隈に疑問を感じた

まず、「フリーランスとしての今後の方向性を考え直してみた」ということの発端は、Web制作をやってるフリーランス界隈の働き方や将来性に疑問を感じたからです。

最近の未経験でWeb制作のフリーランスになった人たちの界隈では、最低限HTML,CSSなどの勉強をしてクラウドソーシングなどでHTML/CSSのコーディング案件を受注し「コーディングで稼げました!こうすれば稼げるようになります!」「こうすればフリーランスになれます!」「今月は〇〇万円稼ぎました!」「月収〇〇万!」というようにマスにウケる内容を発信し、個人の影響力を高め、人によってはそのノウハウをnoteなどで換金したり、収入源の分散のために高単価なプログラミングスクールや、エージェントのアフィリエイト記事を書くという流れがあります。

自分も含め、こうした未経験でWeb制作のフリーランスになった人々の多くは、発信ばかり先行してしまい実力が追いついていないと感じました。やっている仕事としては「コーダー」であるのに、「フロントエンドエンジニア」と名乗って、「みんなもこうすればフロントエンドエンジニアになれます!」のような表現はもはや嘘であると思いますし、「こうすれば稼げます!」みたいな発信も嘘ではないですが、それが継続して稼げるのかどうかや、長期的な目で見たときにそれが本当にいい選択と言えるのかまで判断できてない状態で発信するのはいかがなものかと思うようになりました。

そして、このようにその先にあるリスクを十分に把握しないまま、自分が得た知見をすぐに発信して、薄い内容を垂れ流し、フォロワー数を稼ぎ、ブログやnoteなどで情報を換金するという流れは情報発信者として不誠実でもあると思いますし、目先のチヤホヤを追い求めすぎて、将来的に大きな利益を失っているようにも思えます。また、未経験でフリーランスになると目先のお金に囚われて、小手先の技(アフェリエイトや情報発信)に頼ったり、中途半端なスキルで色んなものに手を出して単価を上げたり収入を増やそうとしがちになり、結果的に肝心の技術力がつかず、長期的なキャリアを考えるとこういった働き方はあまり良い選択だと私は思えなくなりました。

未経験でWeb制作のフリーランスになる人の現状

そもそも未経験でWeb制作のフリーランスになるということは、スキルはWeb制作会社などで働いてる一般的なエンジニアやコーダーに対してかなり劣っています。そしていくら書籍や教材などで勉強しても、実際の現場で得られる経験には遠く及びません。そして、こういった未経験でエンジニアになった方は技術力というより営業力やマーケティングにスキルを振ることで、食いつないでる人が多い印象があります。また、クラウドソーシングや、Webに弱い業界で売り込めばお金は短期ではそれなりに稼げてしまうため、感覚として自分が今どのくらいのレベルにいるのか、どれだけスキルが足りていないのかということを把握しづらいです。そうなると、自分の実力を客観視できなくなり、中途半端なスキルの状態でマーケティングやWebデザイン、アフェリエイトなどに手を出すことになります。このように中途半端な状態で色々なものに手を出すと専門性がつかず、どれも中途半端な状態になり、いざWeb制作会社や受託開発をしてる会社などと仕事をするとなると使い物にならないレベルのスキルだったということが多いです。(逆にクラウドソーシングや、Webに弱い業界で売り込むことができないといった人は、バナーデザインや、軽微なサイト修正、テキストの差し替えなどの仕事を受けることが多く、これもまた専門性が付きづらくなるかと思います。)

加えて、仕事が安定的に供給されずらいことや、仕事の単価が低いことから、スキルアップ・単価アップのための学習に時間を取るのもかなり大変です。もともと固定費の少ない生活ができている方ならそれでも勉強の時間をとったりすることは比較的楽かもしれませんが、そうでない方が収入を維持しつつ勉強をしていくのはかなり大変だと思います。やはり、Web制作は簡単といえど、一度しっかり技術を磨くという経験がないと未経験でフリーランスとしてやっていくのは厳しいのではないかと考えを改めました。

スポンサードサーチ

(余談)情報を受け取る側は注意が必要

これは余談ですが、Web制作をやっているフリーランスは自分の良い側面しか発信していないことが多いので、情報を受け取る側はかなり注意が必要です。例えば「今月〇〇万円稼ぎました!」のような発信は一見すごそうに見えますが、この額は税金や保険料、年金を差し引く前の額なので、実際に手元に残るお金は額面よりかなり少ないのが現実ですし、単発で単価の高い案件をこなしただけで、継続して稼げてる人はあまりいません。

また、「制作会社から案件取れました!」という発信も、確かに一度は案件を受注できてるのは事実ですが、品質が悪すぎて(命名規則やHTMLタグの使い方がめちゃくちゃなど)継続案件は受注できていないことがほとんどです。このように、Web制作をやっているフリーランスは一見うまくいってるように見えるだけで、あまりうまくいっていない人が多いというのが現状だと思います。

今後の方向性

以上のことから、最近の界隈の流れや先輩フリーランスたちの働き方を見て、今後のキャリア的な面でも心情的な面でも、上記のような働き方をするのは良い選択ではないと筆者は感じています。また、影響力を高めて個人を相手に商品を売ったりして稼いでいくインフルエンサー的な働き方が注目されていますが、そういった働き方よりも、まずはしっかり技術をつけ、その上で企業や同業のフリーランスなどから信頼されるような発信や実績を積み重ねていくことのほうが今後より重要な働き方だと感じています。

実際、未経験でWeb制作のフリーランスでうまくいってる方がいることは事実ですが、そういった方は前職での経験が生かしやすかったといった場合が多いです。半年ほど未経験でWeb制作のフリーランスをやって思うのは、未経験でWeb制作のフリーランスをやっていくのは不可能ではないですが、Web制作のフリーランスをやりたいならHTML/CSSなどを勉強して、クラウドソーシングなどで簡単なコーディング案件をいくつかこなしてから、制作会社などで一度働いてプロの品質をしっかり見て、スキルを磨いてから独立するほうが苦労は少ないということです。

本記事の内容は以上となります。今後、Web制作のフリーランスを目指してる方へ何かしらの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

慶應の通信課程に通う大学生。現在はフリーランスとしてコーディングなどの仕事を受けながら、受託開発してる会社でインターンしてます。